2018年9月27日木曜日

「置き勉」

「置き勉」・・・勉強道具を学校に置いて帰ること。

ひと昔前は、こんな言葉もありませんでした。 時代は変わりますね。

「勉強道具は持って帰って当たり前」・・・・・それが当然の世の中だったんですよね。まず、勉強道具を持って帰らない、という概念さえも無かったのではないかとも思います。(やっていた人もいるかもしれませんが)

先日、あの「文部科学省」でさえ、次のような話がありました。(公式HPの議事録より抜粋)

「(中略)・・学校に教科書を置くことを置き勉といいますが、置き勉禁止なんていうのは、もう本当、時代錯誤でございまして、必ず教室にはあるんだけれども、調べ学習的に調べるものであって、答えばかり読んでいる。そうじゃないと、答えばっかり教えて答えの裏にある問いについては、先生方が授業・・・」(以下略)



まさか、国の教育を受け持つ文部科学省が、こんな話をしてくるとは思ってもいませんでした。


理由は、小学生が重い教科書を毎日、ランドセルで背負って持ち帰ることで、肩の負担、体への負担が大きくなるから、というのもあるようです。

確かに、昔に比べて、小学生の教科書は分厚くなりました。中学生も、科目の数や、教わる内容の濃さから言えば、重くなっても仕方ありません。


岐阜県のとある小学校では、校長先生が率先して「置き勉OK」を学校に認めたそうです。
その文面には、
 「家庭で使わない教科書や道具は、学校に置いて帰るよう指導する。ただし、無理強いはしない」
 「低学年の先生方には、指導することが増えて申し訳ありません。しかし、児童の安全や健康はすべてに優先します
とありました。

健康を害しないようにする、というのが、いかにも今の時代を反映したものだと感じます。

毎日、その日の勉強道具をわざわざかばんに入れて、遠い家路を
「重い”い”・・・・重い”よ”・・・・・。」と、
苦労して帰る生徒も、近い将来、見ることも無くなるのでしょうか?

学校生活における「子供のストレス」が1つ減るという点では、いい方向性なのかもしれないですね。

(時代の変化を感じる出来事はもう1つあるんですが、それはまた後日ということで・・・。)





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